親愛なる魔王の君へ~転生したので、魔王の側近になります!~
「いえ、八咫烏はモンスターではありません。呪具の化身です」
「呪具の化身……話には聞いていたけど、この子がそうなんだね」
それから、僕は最近の出来事をレオンさんに話す。
最近、大魔導師の称号を手に入れたこと、父様とクラルさんの剣術の稽古に、たまに僕も参加させてもらってること、魔物使いと剣術士の称号を持つクラルさんと一緒に野生のモンスターを討伐したことなどを。
レオンさんは、楽しそうに僕の話を聞いてくれた。僕が話し終えたタイミングで、レオンさんは近くに置いてある本を手に取る。
「これ、ルーチェくんにプレゼントしようと思って用意しておいたんだ」
「……僕に、ですか?」
僕はレオンさんから本を受け取ると、本を開いた。そこに載っていたのは、魔法薬のレシピ。それを見た八咫烏は『魔法薬のレシピ本、ですか……』と呟く。
「そうだよ。もしかしたら、必要になるかなって思って……その本を見ながら、俺と一緒に魔法薬を作ってみようか」
レオンさんの言葉に、僕は「分かりました。よろしくお願いします」と頷く。
「じゃあ、俺の研究室に移動しようか」
そう言って、レオンさんは立ち上がった。僕も「分かりました」と立ち上がると、レオンさんの後をついて研究室へと向かう。
「呪具の化身……話には聞いていたけど、この子がそうなんだね」
それから、僕は最近の出来事をレオンさんに話す。
最近、大魔導師の称号を手に入れたこと、父様とクラルさんの剣術の稽古に、たまに僕も参加させてもらってること、魔物使いと剣術士の称号を持つクラルさんと一緒に野生のモンスターを討伐したことなどを。
レオンさんは、楽しそうに僕の話を聞いてくれた。僕が話し終えたタイミングで、レオンさんは近くに置いてある本を手に取る。
「これ、ルーチェくんにプレゼントしようと思って用意しておいたんだ」
「……僕に、ですか?」
僕はレオンさんから本を受け取ると、本を開いた。そこに載っていたのは、魔法薬のレシピ。それを見た八咫烏は『魔法薬のレシピ本、ですか……』と呟く。
「そうだよ。もしかしたら、必要になるかなって思って……その本を見ながら、俺と一緒に魔法薬を作ってみようか」
レオンさんの言葉に、僕は「分かりました。よろしくお願いします」と頷く。
「じゃあ、俺の研究室に移動しようか」
そう言って、レオンさんは立ち上がった。僕も「分かりました」と立ち上がると、レオンさんの後をついて研究室へと向かう。