溺愛ヴァンプはピュアな彼女を本能よりも愛し抜きたい。
皐月くんってはっきりモノを申される方なんですね……。
私自身が一番不思議に思っているので、返す言葉がありませんが……。
「ちょっとー!!何なのこのイヤミメガネ!!
小宵のこと悪く言うなら許さないからっ」
「猫月さんには興味あるよ。爪も伸びるんだね」
「近寄ったら引っ掻く!!」
「桃李、そこまでにしろ。
あと小宵には変な興味持たなくていいから、元に戻る方法だけ探してよ」
「リユはなかなかに横柄だよね……」
とにかく、チームワークは皆無に等しいですが、私のために集まってくださったことには感謝しかありません。
学園には魔女の先生がいらしたそうですが、最近産休に入ってしまったそうです。
なので自分たちで調べるしかなく、まずは図書館に向かうことになりました。
学園の図書館はとても大きくて広く、様々な種族の書籍があります。
よく出入りしているという皐月くんは慣れた様子で、魔法に関する本を手に取りました。
「あった、これじゃないか?
年齢操作の魔法」
皐月くんはとあるページを開き、その内容を読み上げてくださいました。