御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい
私は泣き笑いの顔を彼に見せた。
「うれし泣きしてるんだから、心配しないで。それに本部長の仕事以外はきっとこれからもお世話になるからよろしくね」
「ああ。本部長といちゃいちゃしたら無視するからな」
「もう。そんなわけないじゃない」
橋本君はポテトをつまみながら言う。
「どうだかねー?あの人年の割に結構熱いよな、そういうとこ。お前のためなら結構目立つこと平気でしそうだし、溺愛しそうだよ」
「……結構年上だからね。私にとったらかなりの冒険なんだけど」
「冒険ね。冒険に失敗したら俺の所へ来いよ」
「博士、格好いい。少女漫画の主人公の台詞みたい」