御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい
「可哀想に、香那。味方になる人早く見つけた方がいいよ」
「確かに。探してみる」
「同期が秘書室いるよ、小出優花ちゃん。ほら、すごい綺麗だねって入社式の時に言われてた子だよ。まだ、話してないの?」
「ああ、彼女には社長賞のときに会ってお話しした」
「香那、頑張れ。彼女は一応同期だから味方してくれるんじゃない?」
「まあ、つらかったら俺たちが飲みに行ってやるから、発散しろ」
「うん、ありがとう!」私はふたりに励まされて頑張ろうと思い直した。