御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい
「水川」
「はい」
「明日から俺の仕事はやらんでいい。とりあえず、決算関係の仕事とどうしてもやらないといけない仕事だけにしろ」
「え?」
「橋本」
「はい」
「お前は決算以外のこいつの仕事をもらってやれ。お前の開発に関する仕事は一時中断する。とりあえず、新作は発表しているし、次の素材に関しては十月以降でも間に合う」
「わかりました」
水川が橋本を見て、俺を見る。