御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい

 「水川。休んでいるところ悪いが話がある」

 「はい。わかってます。本部長の仕事これからはやりますので、これから振って下さって大丈夫です。ご迷惑おかけしました」

 本部長は困ったような顔をしてこちらを見てる。

 ん?

 「その話ではない」

 その話ではない?もしかして、私異動?二年目なのに?仕事遅いし、時間かかるし、まさかお払い箱かな?

 顔色が悪くなった私を見て、本部長は笑い出した。

 「くくく。お前は本当にわかりやすくて面白いな。お前といると、ある意味退屈しない」

 むー。褒めてないし。
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