校内一のモテ男子は、放課後限定私専属カウンセラー
「そう。そしたら、色んな人が寄って来て面倒臭いこともあったけど友達も増えた。中学校の時より、学校生活も楽しくなった」

「でも、なんか自分を偽るうちに、日比野さんとは素で仲良くなりたくなったんだ。それで、俺にしてくれたみたいに悩みを聞いて、前を向かせてあげたいって」

「だから、日比野さんに初めて屋上に来てって言った時、すごく勇気を出したんだ。それで、日比野さんと話しているうちにもっと好きになっていった」

「ねぇ日比野さん。あの高校受験の日から、ずっと好きだよ」


私はいつの間にか泣いていた。


「・・・っ私も水島くんが好き!何回でも言う!もう、大好きなの」


「俺の方が日比野さんのこと好きだけど?」


水島くんが私に近づいて、キスをした。
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