御曹司くんには婚約者がいるはずでは!?


「苺花、あんたはやっぱり私が認めた最高の女だよ」


「プッ、最高の女ってのんちゃん」


のんちゃんが真顔で言うもんだから、ほんとに笑っちゃったじゃん。


でもなんでかな、涙が出そう。


「私は何があっても苺花の味方だからな!もっと頼ってよ。寂しいだろ」

「うん。ありがと、のんちゃん。これからもずっと隣にいてね」

「よし、私も結城いらんわ。苺花がいれば」

「えぇー!それはダメだよ!」

「って、今の私には・・・・・・できないんだけどな」


自分で言っておきながら照れてしまったのんちゃん。


びっくりした・・・


でもよかった。


本当に好きなんだね、結城くんのことが。


そんなのんちゃんを見て、幸せな気持ちになった。


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