御曹司くんには婚約者がいるはずでは!?


「あっぱれじゃった。ふたりとも」


琳凰くんのおじいさま?が笑顔で腕を組んでいる。


え?どういうこと・・・・・・


「これは、拳銃型のクラッカーです」


黒崎くんはそう言って笑い、拳銃型のクラッカーをクルクルと回して見せた。


「黒崎もご苦労じゃった。ワシの我儘に付き合わせてすまんかったな。ようやってくれた。ありがとう」

「光栄に御座います」


そう言って黒崎くんは頭を下げた。

< 159 / 165 >

この作品をシェア

pagetop