攻略対象者に転生しましたが推しの親友枠におさまったので、彼の初恋を見守ることにします!
入学してきたオスカーの義妹に、食堂で文句をつけた、と言う噂も聞いた。
間に入ったウェズリーがふたりを引き離して、ミシェルを食堂から連れ出したらしい。
あのふたりは別れてないの、とまた噂になったが、熱病が治まったウェズリーと、グレンジャーは会って話をしている。
「あれは一体何だったんだろうな……」
自分でも分からない恋の病だった、とウェズリーは笑っていた。
しかし、すっかり冷めたからと言って、ロザリンド嬢との婚約をもう一度、とも思っていないらしい。
「ロージーには、本当に悪いことをしたよ。
有責で婚約破棄されて、ボロカス親にも言われたけどさ。
廃嫡されなくて、助かった。
つくづく俺なんかじゃなくなって、彼女にとったら却って良かった、と思うよ。
今は本当に……ロージーには、幼馴染みとして幸せになって欲しいんだ」
心残りはロージーのデビュタントのエスコートが出来なくなったこと、かな。
ウェズリーは寂しそうに、そう締めくくった。
恋じゃなくても、そんなに大切に婚約者のことを想っていたのなら。
だったら、何でミシェルに行った?
気持ちを抑えられなかった?
間に入ったウェズリーがふたりを引き離して、ミシェルを食堂から連れ出したらしい。
あのふたりは別れてないの、とまた噂になったが、熱病が治まったウェズリーと、グレンジャーは会って話をしている。
「あれは一体何だったんだろうな……」
自分でも分からない恋の病だった、とウェズリーは笑っていた。
しかし、すっかり冷めたからと言って、ロザリンド嬢との婚約をもう一度、とも思っていないらしい。
「ロージーには、本当に悪いことをしたよ。
有責で婚約破棄されて、ボロカス親にも言われたけどさ。
廃嫡されなくて、助かった。
つくづく俺なんかじゃなくなって、彼女にとったら却って良かった、と思うよ。
今は本当に……ロージーには、幼馴染みとして幸せになって欲しいんだ」
心残りはロージーのデビュタントのエスコートが出来なくなったこと、かな。
ウェズリーは寂しそうに、そう締めくくった。
恋じゃなくても、そんなに大切に婚約者のことを想っていたのなら。
だったら、何でミシェルに行った?
気持ちを抑えられなかった?