攻略対象者に転生しましたが推しの親友枠におさまったので、彼の初恋を見守ることにします!
第25話
来週からロザリンドが登校する。
始業前に珍しくオスカーが魔法科棟へやって来た。
「おーっ、殿下にこちらまで来ていただけるなんて、光栄の極み!」
軽口をたたくグレンジャーは、オスカーに蹴りを入れられた。
「お前、足癖の悪さは誰かと対張るよ」
誰かを痛めつけたこと……お互いに墓場まで持っていく、と誓ったが。
いつの間にか、冗談や何かの例えで口にすることもあって。
それで大笑いする。
少年同士の約束なんて、そんなものだ。
時が経てば、全部面白かった思い出に変換されていく。
案の定オスカーの返しも『膝撃ちだけは、勘弁してくれよ』だった。
久々に中庭で昼飯を食おう、と誘いに来てくれたオスカーに、カールも誘っていいか、と聞いてみた。
久しぶりのその名前に、オスカーは驚いたようだが、直ぐに笑って何度も頷いた。
ロザリンドと気持ちを通じあってからの推しは、よく笑うようになり。
その尊い笑顔に『ごっつぁんです』となる。
始業前に珍しくオスカーが魔法科棟へやって来た。
「おーっ、殿下にこちらまで来ていただけるなんて、光栄の極み!」
軽口をたたくグレンジャーは、オスカーに蹴りを入れられた。
「お前、足癖の悪さは誰かと対張るよ」
誰かを痛めつけたこと……お互いに墓場まで持っていく、と誓ったが。
いつの間にか、冗談や何かの例えで口にすることもあって。
それで大笑いする。
少年同士の約束なんて、そんなものだ。
時が経てば、全部面白かった思い出に変換されていく。
案の定オスカーの返しも『膝撃ちだけは、勘弁してくれよ』だった。
久々に中庭で昼飯を食おう、と誘いに来てくれたオスカーに、カールも誘っていいか、と聞いてみた。
久しぶりのその名前に、オスカーは驚いたようだが、直ぐに笑って何度も頷いた。
ロザリンドと気持ちを通じあってからの推しは、よく笑うようになり。
その尊い笑顔に『ごっつぁんです』となる。