Far away ~いつまでも、君を・・・~
「それで大地さんは・・・我慢できるの?」
思わずそう口にする彩。
「って言うか、我慢なんかする必要ないでしょ?一生に一度の晴れやかで大切なセレモニ-に、そんな思いをわざわざ持ち込むことないじゃない。あなた達がウチのホテルを選んでくれたのは、ありがたいと思ってるし、感謝してる。でも私は、あなた達の幸せな門出をサポ-トするプランナ-には、やっぱりふさわしくないよ。」
「・・・。」
「ウチには、他にも何人もプランナ-はいる。麻美さんの従姉さんの結婚式を担当した先輩もいるから、なんならその人に代わってもらうようにお願いすることもできるから。そうして下さい。」
訴えるように言う彩。
「・・・そうだよな。その方が自然だよな。だけどさ・・・麻美がどうしても君に担当して欲しいって。」
「えっ?」
「元カノの君に、今の俺たちの幸せを見せつけたいと思うような底意地の悪い子じゃない。だけど、俺がどうしてって聞いても、『廣瀬さんが、お会いしたプランナ-さんの中で一番良かったから』って言い張ってな。」
大地の顔には、また苦笑いが浮かんだが、それはすぐに消えて、彼は真っすぐに彩を見た。
「彩。」
「はい。」
「君はどうなんだ?」
「えっ?」
「君は俺たちの担当プランナ-になったことをどう思ってるんだ?」
「・・・。」
「俺は、麻美がそこまで望むなら、君にお願いしてもいいと思っている。」
「大地さん・・・。」
「ただし、それには1つだけ条件がある。君がなんのわだかまりもなく、俺たちの依頼を受けてくれるのなら、だ。」
その大地の言葉に、彩はハッとした表情になる。
思わずそう口にする彩。
「って言うか、我慢なんかする必要ないでしょ?一生に一度の晴れやかで大切なセレモニ-に、そんな思いをわざわざ持ち込むことないじゃない。あなた達がウチのホテルを選んでくれたのは、ありがたいと思ってるし、感謝してる。でも私は、あなた達の幸せな門出をサポ-トするプランナ-には、やっぱりふさわしくないよ。」
「・・・。」
「ウチには、他にも何人もプランナ-はいる。麻美さんの従姉さんの結婚式を担当した先輩もいるから、なんならその人に代わってもらうようにお願いすることもできるから。そうして下さい。」
訴えるように言う彩。
「・・・そうだよな。その方が自然だよな。だけどさ・・・麻美がどうしても君に担当して欲しいって。」
「えっ?」
「元カノの君に、今の俺たちの幸せを見せつけたいと思うような底意地の悪い子じゃない。だけど、俺がどうしてって聞いても、『廣瀬さんが、お会いしたプランナ-さんの中で一番良かったから』って言い張ってな。」
大地の顔には、また苦笑いが浮かんだが、それはすぐに消えて、彼は真っすぐに彩を見た。
「彩。」
「はい。」
「君はどうなんだ?」
「えっ?」
「君は俺たちの担当プランナ-になったことをどう思ってるんだ?」
「・・・。」
「俺は、麻美がそこまで望むなら、君にお願いしてもいいと思っている。」
「大地さん・・・。」
「ただし、それには1つだけ条件がある。君がなんのわだかまりもなく、俺たちの依頼を受けてくれるのなら、だ。」
その大地の言葉に、彩はハッとした表情になる。