星みたいな恋をしよう〜二人を繋ぐリボン〜
指輪代わりのリボンを見つめ、絆は微笑む。するとオスカルの手が絆の頰に触れ、絆は目を閉じる。
優しいキスの雨が、絆に降り注いだ。
ーーー十年後。
絆とオスカル、そして二人の息子はキャンプに訪れていた。テントを張り、食事の用意をし、すっかり暗くなった空をみんなで見上げる。
「お母さん、あの星の名前は何?」
弟のレオンが空に浮かぶ一つの星を指差し、訊ねる。絆は星を見上げ、「アンタレス。さそり座の星ね」と言った。
「母さんとレオンは本当に星が好きだよな〜」
兄のフェリクスがそう言うと、オスカルがフェリクスに近付き、かばんの中に手を入れる。
「父さん、何すんだよ!」
「いや、そんなことを言いながらお前がこれを持って来ていたなと思い出してね」
オスカルの手には星座早見盤があり、指摘されたフェリクスは恥ずかしそうに俯く。そんなフェリクスをオスカルは撫でた。
「フェリクスは絆に似てツンデレだな〜」
優しいキスの雨が、絆に降り注いだ。
ーーー十年後。
絆とオスカル、そして二人の息子はキャンプに訪れていた。テントを張り、食事の用意をし、すっかり暗くなった空をみんなで見上げる。
「お母さん、あの星の名前は何?」
弟のレオンが空に浮かぶ一つの星を指差し、訊ねる。絆は星を見上げ、「アンタレス。さそり座の星ね」と言った。
「母さんとレオンは本当に星が好きだよな〜」
兄のフェリクスがそう言うと、オスカルがフェリクスに近付き、かばんの中に手を入れる。
「父さん、何すんだよ!」
「いや、そんなことを言いながらお前がこれを持って来ていたなと思い出してね」
オスカルの手には星座早見盤があり、指摘されたフェリクスは恥ずかしそうに俯く。そんなフェリクスをオスカルは撫でた。
「フェリクスは絆に似てツンデレだな〜」