星みたいな恋をしよう〜二人を繋ぐリボン〜

「だ、誰がツンデレだ！」

フェリクスは素早くオスカルの手を振り払い、真っ赤な顔で睨み付ける。そんなフェリクスをオスカルは「可愛い可愛い」と言い、フェリクスはますます顔を赤くし、オスカルに「うるさい！」と言う。

「そうやって怒るのもお母さんそっくり。フェリクスはお母さん似の可愛いツンデレさんだね」

「オスカル、子どもに変なこと言わないで！」

星を見ていた絆は、すぐにオスカルに近付いて言った。しかし、すぐに絆の口はオスカルの口によって塞がれる。

「まだ今日、朝起きた時にしかキスしなかったでしょ？」

「オスカル！！」

絆は顔を真っ赤にし、オスカルを睨む。すると絆の手をレオンが引っ張り、「ツンデレって何〜？」と訊ね、オスカルが説明しようとするのを絆とフェリクスが必死で止める。

星の下、絆たちは楽しそうに笑っていた。