【電書&コミカライズ】推しとは結婚できません!〜最強魔術師様の結婚相手がわたしだなんて、めちゃくちゃ解釈違いです!〜
本当になんて献身的な従者なんだろう! お父様にお願いして、給料をアップしてあげなきゃ。それからいい縁談も。今回の大会のわたし的裏テーマが今決まった。
「それじゃあ、お言葉に甘えて、カフェに顔を出させてもらおうかな。それから、カフェのあと、魔術師団に寄る時間もとれる? 騎士団にだけ顔を出して、魔術師団には顔を出さないんじゃ、なんだか不公平だものね」
もしかしたらエレン様を垣間見れるかもしれないし――――って本音は言わずに心のなかにしまう。
「もちろん! 織り込み済みでございます」
ヨハナはわたしの本音を知ってか知らずか、嬉しそうに胸を叩いた。
会話をしながら騎士団を出ると、すぐそこにわたし専用の馬車が停まっていることに気付く。護衛たちも勢ぞろいだ。馬車を待つ時間があると思ったのに――――めちゃくちゃ準備万端だ。
「ささ、参りましょう」
上機嫌のヨハナに促され、わたしは馬車へと乗り込んだ。
「それじゃあ、お言葉に甘えて、カフェに顔を出させてもらおうかな。それから、カフェのあと、魔術師団に寄る時間もとれる? 騎士団にだけ顔を出して、魔術師団には顔を出さないんじゃ、なんだか不公平だものね」
もしかしたらエレン様を垣間見れるかもしれないし――――って本音は言わずに心のなかにしまう。
「もちろん! 織り込み済みでございます」
ヨハナはわたしの本音を知ってか知らずか、嬉しそうに胸を叩いた。
会話をしながら騎士団を出ると、すぐそこにわたし専用の馬車が停まっていることに気付く。護衛たちも勢ぞろいだ。馬車を待つ時間があると思ったのに――――めちゃくちゃ準備万端だ。
「ささ、参りましょう」
上機嫌のヨハナに促され、わたしは馬車へと乗り込んだ。