【電書&コミカライズ】推しとは結婚できません!〜最強魔術師様の結婚相手がわたしだなんて、めちゃくちゃ解釈違いです!〜
「ねぇ見た⁉ 見た見た、ジョアンナ⁉ 今、エレン様こっち見た⁉ わたしに気づいた⁉ こっちに向かって手を振ってくださったよね⁉」
いくらエレン様の応援グッズを身につけているからといって、こんな人混みのなか、わたしだけを見つけてくれるなんて、そんなことある? そんな嬉しいことある?
光栄で、幸せで、本当に信じられない。
「はい、リリアン。間違いなく。エレン様はリリアンに気づいていらっしゃいます。リリアンに向かって手を振っていらっしゃいました」
「だよね、だよね⁉ どうしよう! わたし……嬉しすぎてどうしよう⁉」
正直言って未だに信じられないけど、わたしの勘違いじゃないんだってヨハナが太鼓判を押してくれる。
感動で、嬉しすぎて、情緒がやばい。エレン様はなおもこちらを見つめていて、わたしは身体が熱くなってしまう。
「リリアン、どうぞ手を振り返してさしあげてください。エレン様はそれを望んでいらっしゃいます」
ヨハナがわたしに耳打ちする。
「そう⁉ そうなの⁉ 本当に⁉ 本当に⁉」
半信半疑のままそっと手を振り返してみる。そしたら、エレン様はとても嬉しそうに破顔した。
いくらエレン様の応援グッズを身につけているからといって、こんな人混みのなか、わたしだけを見つけてくれるなんて、そんなことある? そんな嬉しいことある?
光栄で、幸せで、本当に信じられない。
「はい、リリアン。間違いなく。エレン様はリリアンに気づいていらっしゃいます。リリアンに向かって手を振っていらっしゃいました」
「だよね、だよね⁉ どうしよう! わたし……嬉しすぎてどうしよう⁉」
正直言って未だに信じられないけど、わたしの勘違いじゃないんだってヨハナが太鼓判を押してくれる。
感動で、嬉しすぎて、情緒がやばい。エレン様はなおもこちらを見つめていて、わたしは身体が熱くなってしまう。
「リリアン、どうぞ手を振り返してさしあげてください。エレン様はそれを望んでいらっしゃいます」
ヨハナがわたしに耳打ちする。
「そう⁉ そうなの⁉ 本当に⁉ 本当に⁉」
半信半疑のままそっと手を振り返してみる。そしたら、エレン様はとても嬉しそうに破顔した。