【電書&コミカライズ】推しとは結婚できません!〜最強魔術師様の結婚相手がわたしだなんて、めちゃくちゃ解釈違いです!〜
わたしったら、御本人を前になにを解説してるんだろう? 恥ずかしさのあまり赤面していたら、エレン様はくすりと小さく笑った。
「それで構いませんよ。また新しいドレスを贈りますから」
「いや、それはさすがに……」
「贈らせてください。俺たちは婚約するのですから」
わたしの腰を抱き寄せ、エレン様が微笑む。ブワッと全身の血が沸騰して、心臓がありえないほどに激しく鼓動を刻みはじめた。
(婚約……わたしたちが婚約……? 本当に?)
どうしよう。ありえないって思っているのに、それ以外の感情が見え隠れする。
ダメなのに。
エレン様の相手がわたしじゃ絶対ダメなのに。
「ヴィヴィアン様」
ふと見たら、エレン様がわたしのことを熱心に見つめていた。
戸惑うやら、嬉しいやら。頭のなかが大パニックだ。
(本当、どうしたらいいんだろう?)
心のなかで、わたしは盛大なため息をついたのだった。
「それで構いませんよ。また新しいドレスを贈りますから」
「いや、それはさすがに……」
「贈らせてください。俺たちは婚約するのですから」
わたしの腰を抱き寄せ、エレン様が微笑む。ブワッと全身の血が沸騰して、心臓がありえないほどに激しく鼓動を刻みはじめた。
(婚約……わたしたちが婚約……? 本当に?)
どうしよう。ありえないって思っているのに、それ以外の感情が見え隠れする。
ダメなのに。
エレン様の相手がわたしじゃ絶対ダメなのに。
「ヴィヴィアン様」
ふと見たら、エレン様がわたしのことを熱心に見つめていた。
戸惑うやら、嬉しいやら。頭のなかが大パニックだ。
(本当、どうしたらいいんだろう?)
心のなかで、わたしは盛大なため息をついたのだった。