【電書&コミカライズ】推しとは結婚できません!〜最強魔術師様の結婚相手がわたしだなんて、めちゃくちゃ解釈違いです!〜
8.推しの嫁、皇女の婿候補探し
わたしに与えられた時間はたったの一カ月。そのあいだに皇女の夫にふさわしい男性と、エレン様のお相手に相応しい女性を見つけなければならない。
だけど、普段どおりに公務はこなさなきゃいけないし、推し活の時間を減らしたくもない。っていうか絶対に減らさない。
わたしの意地とプライドにかけて、全部の条件を満たしてやるんだから。
「効率重視でいくわよ、ヨハナ」
「はい、ヴィヴィアン様。既に準備は整っております」
ヨハナはそう口にし、わたしを皇城の外へと連れ出す。
すると、花々の咲き誇る我が自慢の庭園に、数十人の貴族の令嬢・令息達が集まっていた。
テーブルにはお茶菓子や軽食がたくさん並んでいる。ガーデンパーティー――わたし主催のお茶会の会場だ。
「皇女様、本日はお招きいただきありがとうございます」
わたしの存在に気付くと、みなが一斉に頭を下げる。微笑しつつ、わたしは密かに彼らのことを観察した。
服装、立ち居振る舞い、醸し出す雰囲気――――そういったものは顔が見えずともわかるものだ。
たっぷりと一次評価をしたうえで、わたしは集まったみんなの顔をあげさせた。
だけど、普段どおりに公務はこなさなきゃいけないし、推し活の時間を減らしたくもない。っていうか絶対に減らさない。
わたしの意地とプライドにかけて、全部の条件を満たしてやるんだから。
「効率重視でいくわよ、ヨハナ」
「はい、ヴィヴィアン様。既に準備は整っております」
ヨハナはそう口にし、わたしを皇城の外へと連れ出す。
すると、花々の咲き誇る我が自慢の庭園に、数十人の貴族の令嬢・令息達が集まっていた。
テーブルにはお茶菓子や軽食がたくさん並んでいる。ガーデンパーティー――わたし主催のお茶会の会場だ。
「皇女様、本日はお招きいただきありがとうございます」
わたしの存在に気付くと、みなが一斉に頭を下げる。微笑しつつ、わたしは密かに彼らのことを観察した。
服装、立ち居振る舞い、醸し出す雰囲気――――そういったものは顔が見えずともわかるものだ。
たっぷりと一次評価をしたうえで、わたしは集まったみんなの顔をあげさせた。