モノクロの世界で、君が手を差しのべてくれたから
「……その、大丈夫なの?」
「えっ?」
「ほら……紗英が……亡くなっちゃって……うっ……うぅ……ぐすっ……」
私を見た途端、茜は大声で泣き崩れてしまった。
それをなだめる私。
「心配かけてごめんね」
(今、「紗英が」って言ったよね? ってことは、私が萌だと思われてる?)
どうやら、親が学校に既に訂正を伝えたようだ。理由をどうやって伝えたのかは知らないけど。
茜が知ってるということは、萌の彼氏でもある雄輝くんも知ってるってはず。
「えっ?」
「ほら……紗英が……亡くなっちゃって……うっ……うぅ……ぐすっ……」
私を見た途端、茜は大声で泣き崩れてしまった。
それをなだめる私。
「心配かけてごめんね」
(今、「紗英が」って言ったよね? ってことは、私が萌だと思われてる?)
どうやら、親が学校に既に訂正を伝えたようだ。理由をどうやって伝えたのかは知らないけど。
茜が知ってるということは、萌の彼氏でもある雄輝くんも知ってるってはず。