モノクロの世界で、君が手を差しのべてくれたから
第四章 成瀬くんとふたりきり
数日後の昼休み。
私は茜と一緒にいたいけど、「萌」としているため、萌の友達と過ごすことが多い。もちろん、もれなく……雄輝くんとも。
でもそこには、いつも成瀬くんの姿があった。
事故の前、萌と雄輝くんが一緒にいる時も、度々、成瀬くんが一緒にいる光景は目にしてたから不思議なことではないけど、気がつけばジーっと見られてる気がしないでもない。
「萌、今日の帰りだけどさ、部活があるから先に帰っててくれる?」
「分かった! 頑張ってね」
「……あぁ」
そう言って、雄輝くんは優しい表情で私の頭を撫でてくれた。
私は茜と一緒にいたいけど、「萌」としているため、萌の友達と過ごすことが多い。もちろん、もれなく……雄輝くんとも。
でもそこには、いつも成瀬くんの姿があった。
事故の前、萌と雄輝くんが一緒にいる時も、度々、成瀬くんが一緒にいる光景は目にしてたから不思議なことではないけど、気がつけばジーっと見られてる気がしないでもない。
「萌、今日の帰りだけどさ、部活があるから先に帰っててくれる?」
「分かった! 頑張ってね」
「……あぁ」
そう言って、雄輝くんは優しい表情で私の頭を撫でてくれた。