モノクロの世界で、君が手を差しのべてくれたから
私は比べられるのは嫌だと思いながらも、萌に対しては劣等感があるから、強く出られない。それに、萌が幸せならそれでいい……とさえ思ってしまうのだから、私自身も自分のことが厄介だなぁと思う。
私が自分の席に着くと、友達の三浦茜が私の近くにやって来た。
「おはよ~、紗英」
「おはよう」
「今日の帰りってどうする? 萌と帰るの?」
「うん、今日は萌と帰る約束してるんだよね」
「そっか~! じゃあ、また今度寄り道して帰ろうね」
「うん!」
茜は、私と萌が一緒に帰る日は何故か、一緒に帰ろうとしない。
「姉妹水入らずで~」とか言ってたけど、多分、そこまで仲良くはないからだと思う。
別にそれはそれでいいと思っているけど、もし変に気を遣わせてたら申し訳ないな……。
私が自分の席に着くと、友達の三浦茜が私の近くにやって来た。
「おはよ~、紗英」
「おはよう」
「今日の帰りってどうする? 萌と帰るの?」
「うん、今日は萌と帰る約束してるんだよね」
「そっか~! じゃあ、また今度寄り道して帰ろうね」
「うん!」
茜は、私と萌が一緒に帰る日は何故か、一緒に帰ろうとしない。
「姉妹水入らずで~」とか言ってたけど、多分、そこまで仲良くはないからだと思う。
別にそれはそれでいいと思っているけど、もし変に気を遣わせてたら申し訳ないな……。