モノクロの世界で、君が手を差しのべてくれたから
ひと通り話が終わると、私たちは再び、花火を見る場所を探しに歩き始めた。
私の前では、雄輝くんと茜が色んな場所を指差して、ゆっくり見れそうな場所を探している。その後ろを歩く私と成瀬くん。
「紗英ちゃん、俺は気持ちを伝えたことは後悔してないし、取り消すつもりもない。紗英ちゃんから、萌ちゃんに堂々と紹介してもらえるような男になるから」
そんなことを真剣に話す成瀬くんからは、いつものチャラさが半減していて……私は思わず、じっと見てしまった。
私の前では、雄輝くんと茜が色んな場所を指差して、ゆっくり見れそうな場所を探している。その後ろを歩く私と成瀬くん。
「紗英ちゃん、俺は気持ちを伝えたことは後悔してないし、取り消すつもりもない。紗英ちゃんから、萌ちゃんに堂々と紹介してもらえるような男になるから」
そんなことを真剣に話す成瀬くんからは、いつものチャラさが半減していて……私は思わず、じっと見てしまった。