憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
2時間くらいして焼肉は終わりとなり、まだ行ける人は二次会へと行くみたいだった。
私はお腹いっぱいだし、せっかく繁華街に来てるから今日聞いた情報をもとに買い物して帰ろうと思って断った。
駅まで一緒だった子たちと別れて、近くのお店に入る。
メイク用品などを眺めながら、手に取って見たりしていると時間はすぐに経っていて、気づけば1時間もいた。
リップを2本買って、今度はアクセサリーを見る。
そこでもじっくり見て回って、ピンを3つ買ってみた。
うきうきした気分で駅に戻る道を歩いて行く。
「リップ似合うかなー?」
自分が大人になれた気がして嬉しかった。
「すみません。」
「はい?」
あと少しで駅というところで声をかけられる。
「この辺に公園があるって聞いたんですけど、知ってますか?」
「公園ですか?ありますよ。」
自然と足が駅とは真逆の方に進んでる。
説明するより行ったほうが早い気がしたから。
駅から少し離れたところにひっそりとある公園
「ここで合ってますか?」
「ありがとうございます!友達と待ち合わせしてたんです!おーい!」