憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
「ねぇねぇ白井さん見て!瑠璃(るり)ちゃんのバニーコスプレがバズってるの!」
見せられた携帯にはあの時のバニーちゃんの写真とともに、"エロすぎるバニー(高1)"と書かれていた。
「すごい…。でも、大丈夫?」
「瑠璃ちゃん色んな男が寄ってきて楽しいって!男子からは瑠璃姫って呼ばれてるらしいよ!」
「やっぱ瑠璃ちゃんってすごいよね!私同い年とは思えないもんあの色気」
確かに同い年とは思えない。
綺麗な胸にきゅっと引き締まってるウエスト
女子の憧れのようなスタイルの持ち主で性格もさっぱりしてる。
話を聞いてると結構遊んでるみたいだけど、あんなに綺麗だから、きっと男子からも感謝されてるんだろうな。
寂しさを感じる自分の胸元に手を当てる。
メイクなどを調べた時に胸のケアなども出てきてたのを思い出す。
「……筋トレしようかな。」
「あ!私ね!瑠璃ちゃんに文化祭の時聞いたの!どうやったらそんなに大きくなるのって!」
その言葉は教室中に響いてたらしくて、女子が集まってきた。
「なになに、大きくする方法!?」
「瑠璃ちゃん直伝の?」
聞きたいと女子が集まる一方で、男子は文化祭楽しかったよなーと思い出に浸り始める。
「とにかく寄せる!背中からお腹から持ってくれば全部胸!」
制服の上から実演して教えてくれる。
「筋トレ、マッサージも多少効果あり!…でも、1番効くのは……!」
「男に揉んでもらう…っ!!!」