生徒会長と秘密の関係
作戦
音瀬「ずっとここに居たの?」
ドーム状の遊具の中は入り口から光が入るだけで、暗い。
そして、高校生2人がその中に入ったならかなり狭い。
森宮「誰かに見つかったらまずいだろ」
音瀬「私たち逃げるんだよね?さっそく弱気じゃん」
ドームからこそっと顔を出して辺りを確認する森宮。
だが、この平日のこの時間に2人を知る人なんて居やしないだろう。
森宮「学校と俺の家族には2週間の語学留学に行くと伝えた。
お前は夏風邪を拗らせたことにしてる」
音瀬「は?」
口が空いたままの音瀬。
辺りを確認し安全を確認した森宮は真剣な眼差しだった。