生徒会長と秘密の関係
嘘つき
ミナ(どうしたらいいのか。
勉強が嫌になったとか、めんどくさくなったとか…。
適当な嘘が思いつかない。)
心拍数が上がり、焦りが手の震えになって現れる。
斗亜「ミナ?大丈夫?」
そんな異変に斗亜はすぐ気づいた。
ミナ「うん、ごめん。先寝るね。」
ミナ(どうやったら、このことがバレない?)
駆け足でベットに向かうミナの腕を掴んで、斗亜はミナと目を合わせようとするけど合わない。
斗亜「大丈夫じゃないでしょ?」
ミナ「大丈夫だって!」
感情に任せて出た声。
ミナ(もし、斗亜と目が合って、そらせなくなって、そしたら全部見抜かれてしまうから。
嘘がつけなくなるから。)