生徒会長と秘密の関係

生徒会長

○卒業式


「卒業生代表生徒会長より挨拶。森宮斗亜」



森宮「はい」

森宮は壇上にあがり生徒会長として話し始めた。



森宮「これまでたくさん学ぶことに精進してまいりましたが、これからはより一層学びにはげみ…」


森宮の挨拶には大きな拍手が上がった。



生徒会長・森宮斗亜は学校のトップとして、結木學園を卒業した。


式を終えた森宮は、卒業証書を手にあの屋上が見える場所に居た。

2人の世界が始まるきっかけになった場だ。


早咲きの桜が風に乗って、森宮の視界を時々ピンクに染める。




ミナは斗亜を思い出すだろうか。

斗亜は大切な時間を忘れないだろうか。
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