生徒会長と秘密の関係
マシ
過去に一度、そのまま寝てしまいバイト上がりの伊丹と通学したことがあった。
しかし、両親はミナがその日の夜、家にいなかったことに気づかなかった。
伊丹「ミナちゃん、朝やで」
ミナはベンチに横になって眠っていた。
伊丹は店の中から、そのことに気づいていたが勤務中にはどうにもできない。
ただ、時間があればバックヤードから、外にある防犯カメラで“変や奴が寄ってこないか“と確認して心配していた。
29時。
伊丹は勤務が終わり、すぐさまミナに駆け寄った。
ミナ「…朝?」
伊丹「学校行く時間やで?
ミナちゃん、一回、家帰った方がいいんちゃう?」
ミナ「伊丹は?」
伊丹「今から着替えたら行くよ」
ミナ「伊丹、体操服貸して」
伊丹「いいけど、学校に怒られるで?」
ミナ「家帰るよりはマシ」
ミナは伊丹宅で部屋着から、学校の体操服に着替えて登校した。
自室にかかったままの制服。
両親は朝自宅から登校したと思っている。