クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと
そんな2学期のある日。
移動教室で急いで階段を駆け下りていたわたしは、慌てていたせいでつまづいてしまい――。
あわや転倒…!と思ったときに、たまたま前から階段を上ろうとしていた冬野くんがわたしを受け止めてくれた。
冬野くんに抱きつくかたちになってしまい、間近で目と目が重なった。
「大丈夫?」
もしかしたら冬野くんまでも巻き込んだかもしれないのに、怒るどころかわたしの心配をしてそんな言葉をかけてくれた。
その瞬間、わたしは冬野くんに恋に落ちた。
だから、2年生で同じクラスになったときはうれしくてうれしくて。
だけど、消極的なわたしはなかなか冬野くんに話しかけることができずに、いつも遠くから見ているだけだった。
それが、1週間前にした席替えで…なんと隣の席に!
すごくうれしかったのに、やっぱり恥ずかしくて全然話せてはいないけど…。
移動教室で急いで階段を駆け下りていたわたしは、慌てていたせいでつまづいてしまい――。
あわや転倒…!と思ったときに、たまたま前から階段を上ろうとしていた冬野くんがわたしを受け止めてくれた。
冬野くんに抱きつくかたちになってしまい、間近で目と目が重なった。
「大丈夫?」
もしかしたら冬野くんまでも巻き込んだかもしれないのに、怒るどころかわたしの心配をしてそんな言葉をかけてくれた。
その瞬間、わたしは冬野くんに恋に落ちた。
だから、2年生で同じクラスになったときはうれしくてうれしくて。
だけど、消極的なわたしはなかなか冬野くんに話しかけることができずに、いつも遠くから見ているだけだった。
それが、1週間前にした席替えで…なんと隣の席に!
すごくうれしかったのに、やっぱり恥ずかしくて全然話せてはいないけど…。