クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと
わたしたちは見つめ合い、目を細めて笑う。


こうして、サンタさんの冬野くんは、わたしに甘い恋をプレゼントしてくれたのだった。



サンタさんの正体を知ってしまったわたしには、もうサンタさんがプレゼントを届けてくれることはない。


だけど、寂しくなんてない。


なぜなら、来年も再来年もずっとずっと先も、わたしの隣には冬野くん――。

いいや、聖夜がいる。


これから毎年聖夜と2人きりで、甘くてナイショのクリスマスを過ごすんだ。





『クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと』【完】
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