きみがくれた最後の言葉
同性の子と付き合ってたときがあった。
誰よりも優しくて、すぐに自分を責めちゃう子。
私がその分褒めて慰めて、一緒に居たいって思った。
この子だって、唯一思えた。

手に入れたものはいつか失う。そのあとは友達のように
接していた。お互い新しい恋人も出来て。

でも、私じゃない他の誰かと付き合って傷付く君を
見てられなかった。私を安心させるために笑ってくれる
君をみて、どうもできない私が、情けなかった。
もう一度、彼女と一緒に居たいと思った。

でも、
「みんながみんな、半端な好きじゃなくて、私はあの人のことが本気で好きで、だからと言って君への好きが半端なわけでもない」

あぁ、私じゃ無理だって思った。

「だからこそ、未練残して君のとこに行くのも私の中では何かを裏切ったみたいになるから、そんなことを私の大切な人にしたくない」

あぁ、勝てないなって、そういうところが好きだったんだって気付かされた。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

深夜1時、私達だけの物語を。
うらら/著

総文字数/449

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る
少しの雰囲気とちょっと甘めの嘘。
うらら/著

総文字数/21

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop