王子と魔王の溺愛対決 キュン死注意報・発令中
「ダダダ……、ダメですダメです」
そういうのは、両想い同士がする行為であって……
麗先輩が私なんかを好きって言うのも、絶対に信じられなくて……
「じゃあ陽彩ちゃん、約束はできる?」
……わかりました。
「この部屋の中では……麗先輩以外の男子の名前は……口にしません」
「絶対に?」
「誓います」
「破ったらどうする?」
その時は……
「麗先輩のお願い……一つだけ聞きます……」
「ほんとかわいい子」
嬉しそうに、私の頭を撫でないでください。
「俺が喜ぶ100点解答。よくできました」