とまらない音楽

朝が今日も。

朝だっ！




空から太陽が顔をひょっこり出して、また、





１日を始めようとしているっ！




海は、目をキラキラ輝かせているっ！






野花は、伸びをしながらあくびをして、ぽとんっ！と涙をこぼした！




野良猫は、朝から転がって歩いている！





とっても嬉しそうっ！


楽しそうっ！！




朝が始まった！





少女は、新聞配達に出かけたっ！





「遅刻だわぁっ！」






自転車に乗って、あっちへよろよろ！




こっちへよろよろっ！


しながら走っているっ！



一歩一歩、ゆっくり確かに地面を蹴って・・・・・・！






ニワトリが卵を産んだ！





男の子は、「ありがとうっ！」そういって、家の中へ走った！





長靴屋さんの女の子は、今日もレジャーシートを広げて、お客さんを待つ。





今日は、晴れなのに・・・・・・。






ぐぅーーーーーーーーーーっ！



とお腹を鳴らして、お客さんを待つ。




「喉がかわいたわ」そう、いいながら。






ヴァイオリンの声がする！




少年は、スキップしながら！




くるくる回りながら！




全速力で、走りながらっ！





跳び跳ねながらっ！





ヴァイオリンを弾いているっ！





とても、楽しそうに・・・・・・！




曲が眠りについた時、少年は言った。





「ボクらは、音楽だっ！お金がなくたって、食べていけなくたって・・・・・・、生きるんだ。音楽は、とまらないもの・・・・・・、悲しい曲なんて、ない！」






そういいながら、野草の上に寝転がって、少年は、星を見ていた。




少年の瞳の中から、星がこぼれた。






流れ星だ。












おわり🌠