契り恋
「ん、んっ……」



朱那。



「朱那ちゃん!」



朱那が長いまつ毛をふるわせてゆっくり瞼をあけた。



「おはよう、いい夢見れましたか、姫」



きっと君は今、なんて言ってみんなを安心させようか考えているだろうから。


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