Kahlua Milk 〜Hiding Gray 君の瞳に隠されて〜
クラブでしばらく働いて、知った事実

ユウには、高校生の彼女がいる
ほぼ毎日、社員と同じくらいかそれ以上に出勤して、ボーイとしてここのクラブにいる


大学には…

行けていない


ユウ…どうしたの?
この半年間…何があったの?
今私の目に映る彼は、私の知ってる彼とは違いすぎた

だけど間違いなく…最初に目があったときから惹かれていた人だよ…

そして、あの夜、たった2人の小さな秘密を交わした相手



あの時のこと、あなたは覚えていますか?



私は忘れてないよ
きっとこれからも、ずっと覚えているよ




1ヶ月後に、私は松嶋を辞めた
理由としては社長の理念に、共感できなかった
そこからズレが生じて、社風や仕事のやり方に違和感を覚えてしまった

それからもう一つ
どこに向かっているかわからない君を見るのが正直少し怖かった
< 5 / 20 >

この作品をシェア

pagetop