【短】Small-Love
まぁ、触れて欲しくなさそうだし
触れないのが恐らくベストだろう。



「勇、大丈夫だよ。
 サッカー馬鹿だから、奏斗は。」



「あぁ、そうだな。」



試合になったら
息を吹き返すに決まってる。



「彰っ!!」



バスを降りてきた元仲間がそこにいた。



アップをしながら俺は対応する。



「おぉー、楽しみだったぜ。」



「俺らも本気でやるかんな!」



あたりまえだ、
サッカーで手抜きなど有り得ない。



「奏斗、今日の対戦相手だぞ。」



俺は放心中の奏斗に声をかけた。



「うわ、桜陵の元キャプだろ!」



「まじだ!!すげぇすげぇっ!」



何だ、
こいつ等知ってんのか?



「去年の隣の代表だよ!」



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