【短】Small-Love
ネットはゆるやかに揺れた。



「「っしゃぁぁ――ッッ!!」」



俺と奏斗はハイタッチを交した。



ピッ、ピ--------



と、終焉を告げる笛が鳴る。



俺と奏斗は再度駆け寄った。



ベンチのすぐ傍で見ていた
都と詩音も声を上げて喜んでいる。



織部部長も俺等に寄って来た。



「やってくれるなぁ、お前ら。」



これは2年生のレギュラーが危ない
と、苦笑い。



レギュラーなんて
必ず俺らが奪ってみせる。



「彰、お前凄かったよ。」



元仲間の2人が寄って来る。



「流石って感じ。」



「誇り懸けてやってるからな。」



「次は俺らが勝つからな?」



「瀬野とも息バッチリじゃん。」



あぁ、
あたり前だろ。



これから3年、
俺等はコンビになるんだ。



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