【短】Small-Love
んぎゃーんぎゃーと騒ぎながらも
無事にバスが学校に着いた。



そして荷物を置いてようやく解散。



勇は疲れたといって寮へ直帰。



「奏斗、このまま行く?」



「あぁ、荷物置くのめんどいし。」



俺等は校門を抜け駅へと歩き出した。



駅には仕事帰りのサラリーマン、
制服姿の学生達で賑やかになっている。




俺は奏斗が敏感に反応する
恋愛について聞いてみようと思った。



答えてくれるかな・・・?



「奏斗は恋とかねぇの!?」



急に聞きすぎたせいか、
奏斗の体がビクついた。



今聞かなければ、
もう聞く事もないかもしれない。



「はーん、そのはン「ぁあ゙―――ッ!」」



誰だよ、こんないいタイミングで!



俺と奏斗は振り向いた。



< 37 / 49 >

この作品をシェア

pagetop