【短】Small-Love
「お隣サンでしょ?」



詩音は全く
高飛車そうという印象を受けなかった。



どちらかといえば清楚という感じ。



彼女は椅子を引いて席に座る。



奏斗はいつの間にか
前の奴と会話を楽しんでいる。



まったくフレンドリーな奴だ。



「前園 詩音、よろしくね?」



そしてまた笑顔をこぼす。



「あぁ、俺は野間 彰。」



コイツもフレンドリーか。



「彰って呼んでもいい?」



「えっ・・?」



「やっぱ駄目か・・・。」



俺はただ驚いただけだった。



でも誤解をさせてしまったようだ。



「いいよ、詩音。」



「うん!」



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