すべてを忘れる前に
時間は8時

帰らないと・・・

好きな音楽を聴きながら帰路へとついた

家に着くと、すでに家中の電気がついていた

入りたくない・・・けど、これ以上遅いほうがめんどくさくなる

私は、黙って家へと入った

玄関のドアを開ける音がすると、親父がすぐに来た

「何時だと思ってる?」

「門限過ぎてるだろ」

「どこの誰と遊んでた?」

「遊んでた子の親に電話するから」

門限も何も、もう私は高2だし、門限が親が返ってくるまでとかおかしすぎる

それに、親父は梓のことをよく思っていない
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