すべてを忘れる前に
私が部屋へと逃げると、ドタドタと階段を上ってくる音がした

「愛!ドアを開けろ!」

私は、鍵を閉めてだんまりを貫いた

私は、親が嫌いだ

自分が毒親だと理解していないとこが一番嫌いだ

気づいたら眠りについていた

ー愛、あんた私の男と浮気してるでしょ

ーなんのことかわからないのだけど

ーかずくんよ!

ーかずくん・・・こいつと付き合ってたんだ・・・
 あんなに私に夢中になってくれていたのに
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