すべてを忘れる前に
「そういえば麻衣、私バイト探してるんだけど何かいいのない?」

「愛、別の部屋行こうか」

麻衣に連れられ来たのは、二つ隣の部屋だった

「何かあったの?愛」

麻衣はいつだって、私に何かあればすぐに気づいてくれる

悩んだり、落ち込んだり

そんな時は、必ず麻衣が居てくれた

「全く・・・麻衣にはかなわないな」

「それは、お互い様ね。私が落ち込んでたりする時は、愛がいつもそばにいてくれる。だから、私もそうしたいだけ。一人にはしないよ」
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