すべてを忘れる前に
「お待たせ!」

待ち合わせ場所に行くと不機嫌ムード駄々洩れの梓がいた

「ごめんね、梓」

梓は「ん」とだけ答えると歩き出した

私は、黙って付いていく

いつもなら周りから注目を集める、顔の整った梓だが、今日は怖いのか周りは道を開けていく

そんな周りを気にすることなく、進んでいく梓

急に立ち止まったと思ったら、クラブに入っていった

クラブに来たってことは・・・

「VIP行こうか」
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