すべてを忘れる前に
「自由になるには、誰かには必ず迷惑と心配をかけるものだ」

迷惑と心配・・・

「楓ありがとう」

「今、お前は家に帰りたいか?自由になりたいか?」

あの息の詰まる家に帰るか、自由を選ぶか

「私は、自由になりたい」

まっすぐ楓を見て言った

「なら行こうぜ。みんなが待ってるアジトに」

「うん!」

ありがとう、楓

私は今、自由への一歩を踏み出せたような気がした
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