すべてを忘れる前に
真琴は凄く慌てて、戻るように騒いでいた

私、ここに居ちゃ邪魔だったかな

「わかったわよ・・・」

渋々戻ろうとすると快がいる部屋から大きい音がした

___ガシャン!

「まずい・・・起きてしまった」

私は急いで快のいる部屋へと向かった

「快!どうしたの!?」

「愛・・・愛か?愛!」

快は狂ったように私の名前を何度も呼び抱きしめてきた

「いったい何があったの!?」

「快・・・」

部屋の入り口には、みんなが悲しそうな顔をして快を見つめていた
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