すべてを忘れる前に
「愛が裏の支配者だったりして」

笑いながらさりげなく言う真琴に冷や汗かいた

「裏の支配者って何?」

私は苦笑いするのに必死だった

「バレるぞ」

梓は私以外には聞こえないように耳元で呟いた

「梓と幼馴染なら、一緒に遊ぼうよ!」

桃華は、他人のように振舞ってくれた

せっかく二人とも遊べる機会

逃したくない

「みんながいいなら私はいいけど」

「俺らは歓迎するぜ」

快の言葉に四人は喜んでいた
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