どうやら志田くんは毒舌ではないらしい
「一瞬ってどのくらい?」

「付き合った事実が欲しいだけだから、3秒で別れる!」



「了解。なら、いいよ」



「本当!?じゃあ、今から3秒ね。よーい、スター……んっ!」



私は一瞬何が起こったか分からなかったが、気づいたら志田くんにキスされていた。

志田くんが私の口から離れる。

「3秒経ったよね。はい、終わり。これからは自分を安売りしないようにね」

「ちょっと待って!?キスしなかった!?」
< 3 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop