私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「だって………いつまでも雄斗に迷惑かけるわけにもいかないし………そろそろ……ね…?」
「香音が帰りたいなら止めないけど、俺に迷惑かけるっていう理由で帰るなら許さない
俺はできることならずっと香音と一緒にいたい
このまま俺の家にいてほしい」
「雄斗………いいの…?」
「いいに決まってる
だから俺から離れるなよ?」
「うん…!」
「あのーお二人さん
俺もいるんですけどー」
「あっ、奏斗いたんだ」
「あー、ひどっ
香音、雄斗といたくなかったら寄宿舎もあるからなー?
校舎の隣にあるから通学とか楽だぞー!」
「あっ………えっと………
でも大丈夫です!
雄斗といれるならそんなに通学も苦ではないので!」
「そっか
なら良いんだ」
それからも色々な話を聞いた
聞いてて、この学校に行きたくなった
ここなら………今まで我慢してきたことが………全部……出来る気がする…!
やりたいことを全部…!