私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「大丈夫
何かあったら俺が助けてやるから」
「……………雄斗みたいだね」
「おっ!
俺のところに来てもいいぞ!」
「雄斗がいい
雄斗じゃなきゃダメなんだ」
「あーあ、また振られちゃったー」
「フフッ……奏斗先生ありがとう
私頑張るね」
「おー、頑張れよー
よし、行くか!」
「はい!」
「おはよー
お前らの新しい仲間、連れてきたぞー」
「あっ、奏斗先生!」
「わぁ……えっ、可愛くない!?」
「それな!」
「どんな子?」
「えっ、何て言うんだろ?
とりあえずめちゃくちゃ可愛い!」
「何それ!」
みんは楽しそう……
やっぱり仲良いんだな………
「香音、今可愛いって言ってた二人は少しは見える
香音よりはあれだけど………で、残りは光を感じる位と全く見えない子達」
「…………………………」
「香音、自己紹介できるか?
名前だけでもいいから」
「…………岩本香音です……
えっと……よろしくお願いします」
「声めっちゃ可愛い!」
「声でも想像つくよね!」
「ヤバい!
奏斗先生、こんな可愛い子来るなら言ってくださいよ!」
「いや、男が可愛い言ったらセクハラだろ
俺、捕まりたくねぇし」
「あっ、確かにセクハラ!
訴えられるじゃん!」
「お前らやめろよ!?
香音助けて!」