私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編












家に着くとすでに奏斗の車があった


「雄斗、遅ぇよ」

「奏斗が早すぎるんだよ
 まず俺の学校の方が遠いからな?」

「はいはい
 ほら、中入れろ」

「分かったよ」



そして奏斗と中に入った


「おーちゃんと綺麗じゃん」

「当たり前だろ
 香音もいるんだし」

「あっそ
 俺の部屋も掃除してくんねーかなー」

「無理
 自分でするか掃除してくれる彼女見つけろ」

「うわっ………ひどっ……
 まぁいいや
 着替えてこい
 少し散歩するぞ」

「何で散歩?」

「いいから
 散歩するぞ
 スーツのままじゃ嫌だろ?」

「まぁ………
 香音の部屋は入るなよ」

「入らねぇよ!」

一応念押ししてから自分の部屋に着替えにいった


今日限ってスーツで行かなければならなかった

いつもじゃ着ないけど




なるべく早く着替え、リビングに戻った

「よし、外行くぞ
 必要な物だけ持って」

「分かった」


そう言われスマホとかだけ持って外へ出た


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